腸内細菌が喜ぶ生き方／ルークス芦屋クリニック

腸内細菌が喜ぶ生き方 2019年5月12日 この度、腸内細菌に関連した書籍を出版することとなりました。 昔駆け出しの医者として大学病院で働くときに、若手医師向けの講演会が開かれました。その時の講師が元文化庁長官の河合隼雄先生でした。 彼の講演の中で最も印象に残った言葉が 「Creative Illness：創造的な病」 です。 病気になるのは大変なことです。 辛いし、苦しいし、不安は広がるし、絶望もします。 しかし、病気にはなるべくしてなった意味があるというのです。 その意味を考えつつ、人はそれが自分の人生にとって必要不可欠な経験であったことに気づくと、そこからの人生が変わっていきます。 私自身、腸の病気を患い「貴重な」体験をして来たわけですが、この経験を通してCreate（創造）したものの一つがこの一冊です。 普段から色々頭で考えていることでも、いざ多くの方に伝えようと思うと意外と多くの時間とエネルギーを要しました。 自らの実体験と、最近になって科学が証明してくれたことなどを織り交ぜながら、 「腸内細菌ー腸ー脳相関」 について書いています。 健康にとっていかに腸内環境が大切か。 そしてその腸内環境のカギを握る腸内細菌たちや腸内フローラ移植についてもできるだけわかりやすく書いたつもりです。 当初はもっと伝えたいことがいっぱいあったのですが、特に重要な項目のみを残し他を削ぎ落としたので、結構コンパクトな本になりました。 多くの方に手にとっていただけると幸いです。 amazonでもご予約いただけます。 前の記事 次の記事