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腸内フローラ移植を受けました

2017年10月15日

先日まで夏のような日が続いていたのに、ここにきて急に秋が深まりましたね。

昨日は診察が立て込んで少しバタバタしましたが、最後の方が帰られるや否や、当院で第1例目の
腸内フローラ移植
を行うべく準備にとりかかりました。

私自身長年の持病と向き合いながら「自分が受けてよかった治療」をクリニックで提供できるようにこれまで努めてきました。

私は西洋医学にももちろん
多大な恩恵を受けましたから
標準的な西洋医学的視点は
大切だと考えています。

さらにそれに加えて、
まだ標準治療(Mainstream)とは
認められていないけど
自分で体験したり、
実際に受けた方の経過を見たりしながら
安全で効果ありと考えられるものは
積極的に取り入れてきました。

この度の腸内フローラ移植もまだMainstreamの治療ではないが故にみなさんに安全に受けていただけるようにまずは自分が受けたうえで、効果や安全性を確認したいと考えています。

今回は当院での第一例目である私自身が腸内フローラ移植を受けるために関連施設からスタッフの方々が応援に駆け付けて下さいました。(ちなみにこの関連施設ではすでに600例以上の経験がありますが、大きな合併症はなく、安全性と効果が確認されています)

フローラのドナーは主にアスリートの方々で、非常にバランスのとれたフローラであることが精密な解析により確認されています。(全てのアスリートのフローラバランスが整っているとは限りません)
もちろんドナーのフローラは事前にB型肝炎やC型肝炎、HIVなどの感染症に関して安全であることも確認されています。
そして事前に調べていた私自身のフローラに最も適したバランスを保つドナーから移植するフローラが選ばれました。
一般的にフローラ移植の方法には内視鏡を使う方法と使わない方法がありますが、

当院で行う方法は内視鏡を使わず、浣腸と同じ要領で肛門からフローラを溶解した液体(特殊な工夫を施した「菌液」)を注入します。事前に絶食や下剤などの前処置は一切不要です。

移植自体は私の場合約1分で終了。
その間、特に違和感もなくあっという間の手技でした。

移植後しばらく体位変換をしながら
フローラの定着を促します。

その間に腸の蠕動が少し活発になっていることが自覚できますが、特に痛みや違和感を伴うことはありませんでした。
そして移植の約15分後には平常通りの生活に戻ることが可能です。
私の場合は移植後も特に違和感なく過ごし、その後に控えていたミーティングと懇親会にも平常通りこんな感じで出席しましたよ。

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今後、2回目(1週間後)、3回目(3−4週間後)と移植を受ける予定ですが、今回のように負担が少なく受けられるのは安心ですね。

関連施設の経験では回を重ねるごとに体調の変化を実感できるようですから、私も逐一変化を体調をモニターしながら腸内フローラ移植の効果を確認していきたいと考えています。
今後理解のあるドクター達と研究会を立ち上げ、多くの難病を抱えていらっしゃる方に少しでもお役に立てればと考えています。

腸内フローラ移植に関心をお持ちの方はまず一般向けの書籍「ウンチのクソヂカラ」をお読みください。

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