ルークス芦屋クリニック
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当院における腸内フローラ移植(FMT)についてのご案内
2025年4月25日
【1. 治療の位置づけ】
当院では、腸内フローラ移植(FMT)を「医師の裁量による研究的・補完的治療」として実施しています。
日本国内では保険適応がないため自由診療となりますが、医学的エビデンスの蓄積状況、倫理性、患者の自己決定権を尊重し、慎重かつ誠実に提供しています。【2. 倫理的体制と安全管理】
腸内フローラ移植臨床研究会に所属し、同会の倫理委員会の定めるガイドラインに準拠しています
ドナーバンク(Japanbiome)におけるドナースクリーニング検査、処理・保存・移植技術の標準化を徹底しています
医師による十分なインフォームド・コンセントと説明資料の提供を行っています
必要に応じ、外部倫理審査委員会との連携も視野に入れた体制整備を行っています【3. 適応疾患と制限】
当院では、以下の疾患・症状に対し、FMTを生活習慣改善、分子栄養療法、心理的アプローチと組み合わせて提供します:
・潰瘍性大腸炎 / クローン病
・IBS(過敏性腸症候群)/ SIBO(小腸内細菌異常増殖症)
・自閉スペクトラム症(ASD)
・慢性便秘
・アトピー性皮膚炎
・がん
・精神疾患
・パーキンソン病など神経変性疾患
など
※エビデンスの強弱に応じて、適応を厳密に判断します
※がんや神経変性疾患などの場合、補完的な生活支援の一環としての位置づけとなります。
※その他の疾患に関してはご相談ください【4. 説明責任と透明性】
治療効果は個人差があり、効果を保証するものではありません
誇大な表現・広告活動は行っておりません。現時点で再現性のある治療効果が確認されている疾患は限られており、研究段階であることをご理解ください
ご希望の方には、エビデンス資料や関連文献一覧もご提供します【5. 院長からのメッセージ】
腸内フローラ移植は「魔法の治療」ではありません。しかし、丁寧に整えた“土壌”に良質な微生物を導入することは、自己治癒力の再起動に大きな可能性をもたらします。 Dr.城谷昌彦
20年以上消化器内科医として臨床をやってきたことで、非常に多くの患者さんから学びと気づきを得る事ができました。 その経験に加えて、何より自分自身が大病を患った経験を通して、一人の患者として「自分が受けたい医療」という視点を大切にしたいと考えて、日々の気づきをつらつらと芦屋から配信していきます。
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