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Bernie Siegel博士
2023年1月30日
私のメンターの一人でBernie Siegel博士は外科医で、メスを置いた今でも言葉で人々を癒している。かつて彼は私のもう一人のメンターであるサイモントン 博士とも仕事をしていた。
彼の主宰するがん患者グループ ”Exceptional Cancer Patients ; ECaP"は、自身の信頼する治療を選び、自分らしい生き方をする「例外的な」人々だ。彼らのQOL、生存率は医学的、統計学的予想をはるかに超えるものである。
彼の本を初めて読んだ私はあまりにも感動し、直ちに彼にコンタクトを取り、半ば強引に会ってもらう約束を取り付けた。つかの間の休みを利用して2009年、私は彼の自宅のあるコネチカット州まで出向き、彼の自宅で直々にレクチャーを受ける幸運を得た。
彼が自分の患者に描かせた描画の数々を一枚一枚丁寧に解説してくれて、いかに私たちの無意識が病気に影響を及ぼしているのかを教えてくれた。
意識には全く登っていなくても、無意識は病気になった理由をよく知ってるし、場合によっては無意識は余命も後どのくらいなのかわかっているケースもある。また、彼が患者に必ず聞く質問の一つに、
「自分の病気を、もし単語で表すとすると何か?」
があるが、その答えは自分が抱える課題とほぼ一致することが多いと言うようなことも教えてくれた。彼は高齢になった今でも精力的に患者グループで彼らの生きる意味を問い続け、勇気を与えている。
ちなみに彼は自分の書いた本「Love, Medicine & Miracles」に関して、本当は「Miracle:奇跡」なんかではなくて、体にもともと備わった能力である、と繰り返し言っていたのがとても印象的だった。
Dr.城谷昌彦
20年以上消化器内科医として臨床をやってきたことで、非常に多くの患者さんから学びと気づきを得る事ができました。 その経験に加えて、何より自分自身が大病を患った経験を通して、一人の患者として「自分が受けたい医療」という視点を大切にしたいと考えて、日々の気づきをつらつらと芦屋から配信していきます。
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