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1月28日(土)ミニ講演会 「なぜ人は病むのか?」内容紹介その2
2023年1月 6日
内容紹介その2:「サイモントン療法」 講師:川畑のぶこ先生
サイモントン療法は、米国の放射線腫瘍医で心理社会腫瘍医であるカール・サイモントン博士 ( O. CARL SIMONTON, M.D.)により開発された、がん患者さんとご家族(または支援者) のための心理療法です。 近年では、がんのみならず、ストレスに起因するさまざまな病気に対してサイモントンのプログラムが提供されています。
米国にて、学会認定の放射線腫瘍医として、がん治療の第一線で活躍していたサイモントン博士は、臨床で患者さんの治療を重ねるにつれ、診断と治療が同じでも、成果が出て健康を取り戻す患者さんと、全く成果が出ずに死を迎える患者さんとに分かれるという矛盾に直面します。
ここで、患者さんの精神・心理状態、またそれにともなう生きる姿勢が、病気や治癒の過程に影響を与えることを認識します。希望をもって治療や日常生活に取り組む患者さんと、絶望感に苛まれながらそうする患者さんとのあいだに、大きな回復の差を見たのです。その後、がんと心の関係に関する研究を行い、そのことを実証しました。現代ではさまざまな科学的研究により、精神・心理面、感情面が人間の免疫機能に大きな影響を及ぼしていることが証明されるようになりましたが、標準的な医療現場では、残念ながらそれらの面への効果的アプローチは体系的に取り入れられていないのが現状です。
病状が緩和されたり治まるだけでなく、こころも 身体も 魂も ― すなわち人間そのものが健全なバランスを取り戻して、私たちは初めて真の健康を獲得することが可能となります。サイモントン博士は現代医学の盲点にメスを入れるべく、プログラムを開発、約40年にわたりがん治療の分野で活躍しました。
サイモントン療法は当初、「がんのイメージ療法」でその名が知られるようになりましたが、イメージ療法はプログラムの一部であり、多角的・包括的、かつ体系的に健康へのアプローチがなされています。また、より洗練されたプログラムの拡充を図るべく、日々改良が重ね続けられています。
(NPO法人サイモントン療法協会HPより抜粋)1月28日(土)14時開催のミニ講演会にサイモントン療法協会代表理事の川畑のぶこ先生をお招きして「サイモントン療法」についてお話しいただきます。
ご関心をお持ちの方は是非ご参加ください。 Dr.城谷昌彦
20年以上消化器内科医として臨床をやってきたことで、非常に多くの患者さんから学びと気づきを得る事ができました。 その経験に加えて、何より自分自身が大病を患った経験を通して、一人の患者として「自分が受けたい医療」という視点を大切にしたいと考えて、日々の気づきをつらつらと芦屋から配信していきます。
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