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混合ハーブ製剤STW-5が届きました。

2020年9月13日

欧米の中でも特にドイツ語圏で消化器症状の治療によく用いられてきた混合ハーブ製剤STW-5(商品名Iberogast®︎)が届きました。

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STW-5には下記の9種類のハーブが調合されており、FDやIBS、SIBOなどに伴う様々な症状の緩和が期待できます。

Angelica root セイヨウトウキ
中世ヨーロッパでは、ハーブティーとして利用される以外に、その苦味を利用して芳香性のトニックとして用いられたり、胃液や胆汁の分泌を促し、消化不良や食欲不振、吐き気胃腸の痙攣などを改善するハーブとして有名

Caraway fruits キャラウェイ
お腹の張りや消化不良、食欲不振、疝痛に利用される。特に腸内のガスを取り除く作用に優れており、同じ効能を持つフェンネルやアニスに比べても効果が高いとされている。さらに消化不良や食欲不振などの改善も期待できる。

Bitter candytuft アブラナ科キャンディタフト
抗潰瘍効果や消化管平滑筋収縮強化作用を持ち、特に下痢型と混合型のIBS症状の改善が期待できる。

Chamomile flowers カモミール
腹部膨張感、疝痛、炎症の緩和効果だけでなく、ストレスによる緊張を緩和し、リラックスさせる効果があり、睡眠の質の向上も期待できる。

Milk thistle fruits マリアアザミ
肝臓保護作用のほかに、肝臓細胞の再生促進効果を有し、有害物質の解毒効果が期待できる。

Lemon balm leaves レモンバーム
抗菌作用、抗ウイルス作用のほかに鎮静、抗うつ効果を有し、ストレスに関する消化器症状の緩和が期待される。

Peppermint leaves ペパーミント
消化管平滑筋の過度な収縮を抑制し、消化管の痙攣や疝痛の緩和、腹部膨満症状の軽減を期待できる。

Greater celandine クサノオウ
胃食道逆流症状の改善、遺痙攣、疝痛、嘔気、嘔吐などの消化器症状の軽減を期待できる。

Liquorice root スペインカンゾウ
リコリスの根に含まれるグリチルリチンという成分には、抗炎症作用、肝機能補強機能があり、関節炎や気管支炎、アレルギー症状、慢性疲労症状などに用いらてきたが、その他に解毒作用、胃潰瘍や肝機能障害にも効果が認められている。

IBSやSIBOでは腸管の蠕動運動の中でもMMC(Migrating Motor Complex)と呼ばれる周期的に起こる大きな蠕動運動が阻害されているケースが多いとされ、IBSやSIBOの抗菌療法の後にこのMMCを改善させることが重要です。

STW-5はこのMMCの活性化に有効であると考えられています。

もともとお腹の不調を抱えてる私も早速試してみたいと思います。

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