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生活習慣と栄養療法

2019年9月 2日

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多くの疾患の原因には「細胞老化」が関与していることがわかっていますが、さらにその細胞老化の原因として「酸化」「糖化」「炎症」などの生化学的変化が注目されています。最新の機能性医学ではさらにビタミンやミネラルなどの微量栄養素の欠乏、毒素の蓄積、心理的ストレスなども細胞老化をさせる要因と考えられています。

「糖化」の実体は、糖質がタンパク質と化学反応をおこし生成される「終末糖化産物:AGEs」ですが、AGEsが皮膚に蓄積すればしわやシミの原因となり、血管では動脈硬化、眼では白内障などの原因となります。また最近の研究ではAGEsとがんとの関連もわかってきました。

しかしAGEsは生活習慣を見直すことでその蓄積を予防することも可能です。

当院、JR芦屋駅から徒歩4分のルークス芦屋クリニック(内科・消化器内科・心療内科)ではAGE readerを採用し非侵襲的(痛みなく)な測定が可能です。これからのライフスタイル見直しにお役立てください。

まずは自分のAGEsを測定することで、これまでの食習慣を見直すことが重要です。AGEsは糖質が体の中で生成されるものもありますが、私たちの口にする食事にすでに含まれているものもあり注意を要します(カリカリベーコンはAGEsが超高い)

精製された糖質の摂り方に気をつけることはもちろんですが、近年巷に多く出回っている人工的に作られた果糖(コーンシロップや果糖ブドウ糖液糖など)はAGEsを特に増やす物質ですので注意が必要です。(極力摂らない!)

またAGEsを増やさないために生物利用効率の高い抗酸化物質などを上手に摂取することも細胞老化対策に有効です。

精神的ストレスもAGEsを増やす大きな要因の一つですのでくれぐれも食事療法がストレスにならないよう、楽しく取り組めるような工夫もあればいいですね。

9月28日・29日に開催される「医者の井戸端会議」の中で「生活習慣病と栄養療法」というタイトルでお話をします。ご関心のおありの方は是非ご参加ください。

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