MENU

SIBO呼気検査

2018年10月21日

SIBO(小腸内細菌異常増殖症)では、食後比較的早い時間に、腹部膨満感や腹痛、腹部不快感、胸焼けなどの症状が出現します。
本来ならば小腸でのガス産生量はわずかですが、SIBOでは食事に含まれる発酵し易い糖質が小腸内で発酵されることでガスの発生が多くなります。

o1024076814287950098.jpg

このガスは主に水素とメタンですが、血流に乗って全身をめぐり、肺にも到達すると呼気中に含まれるようになります。

この機序を利用したのが「SIBO呼気試験」です。

o1024076814287949567.jpg

食後120分以内に呼気のガス濃度が増加していればSIBOと判断しています。

この検査は、まだSIBOのゴールドスタンダードの検査とは言えませんが、アメリカ消化器学会でもより良いSIBOの検査の方法や解釈について議論がなされています。
(The American Journal of Gastroenterology volume 112, pages 775-784 (2017))

この検査ではSIBOの有無は判定出来ますが、リーキーガットの有無やカンジダ増殖については判断できません。これらの検査が必要な場合は、IgG型食物過敏症検査や尿中有機酸検査を行い参考にしていきます。
過敏性腸症候群(IBS)の60〜80%にSIBOが合併しているとも言われ、長引く腹部の不調の際は、SIBOを疑ってみる必要があります。
気になる症状がございましたらご相談ください。

image image image

トップへ戻る

内科・消化器内科・心療内科・慢性疲労・統合医療・腸内フローラ移植・SIBO
〒659-0092 兵庫県芦屋市大原町8-2むービル2F(JR芦屋駅から北へ徒歩4分)
Email:lukesashiya@gmail.com
※メールで医療に関するご質問にはお答えできません。

― 予約優先制 ―
0797-23-6033

 
AM9:30-12:30
PM14:00-18:00

※土曜日9:30-14:00 ※休診日:火曜・日曜・祝日

©Luke's Ashiya Clinic