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HEAL「奇跡の治癒力」
2018年9月 2日
昨日の診察を少し早めに切り上げ、
HEAL「奇跡の治癒力」のプレミア上映会(@大阪会場)に参加して来ました。
開演前ギリギリに会場の到着したところ、ほぼ満席の状態で唯一空いていた席が最前列ということでかぶりつきで鑑賞することとなりました。このドキュメンタリー映画の中に、「思考のすごい力」の著者であるブルース・リプトン博士が出演していると知りチケットを購入したわけですが、実際に映画を見てリプトン博士以外にも多くの有能な治療家たちが様々なメッセージを語りかけています。
「がんが自然に治る生き方」の著者、ケリー・ターナー博士も出演し、いかにあなたが精神的に満たされたり、自己効力感をあげたり、自己治癒力を信頼したりすることが大切かをかを訴えています。
いずれの治療家たちの言葉も共通して言えることは、私たちの体に秘められたその高い潜在的な力を賞賛していることです。
元来私たちは健康な存在です。そして喜びを体験するためにこの世に生を受けたのです。
しかし、それから離れ、色々とややこしいことをしたり考えたりすると本来の自己治癒力を阻害することとなります。
それは栄養不足や毒素の蓄積かもしれませんし、あるいは不健全な信念を持ち続けていることかもしれません。
私たちは幼少時から感情を抑えるように躾けられて来ましたが、時としてこの溜め込んだエネルギーを解放することが必要な時もあります。
私たちを構成する細胞ひとつひとつは、環境が整えば本来の仕事をちゃんとし始めます。
もちろん栄養素が十分に満たされているということも重要ですが、何より細胞のボスであるあなた自身が喜びに満たされ、全てのことにオープンで、安定した感情を抱いているということは、細胞にとっても何より健全な環境となります。
細胞の本来の治癒力を阻害するものに気づき、それが解放された時、自己治癒力のスイッチは瞬時にオンになることも可能なのです。
標準治療であろうが、代替治療であろうが、どんな治療を受けるにあたっても、あなた自身が、執着を手放し、本質的な課題に向き合うことを始めたならば、細胞は本来の仕事を始めてくれます。
「信念が病を治す」ことをプラシーボ効果とも言いますが、いかにうまくプラシーボ効果を引き出し、利用するか。私たち治療家の課題でもあります。
心が病気を治すのならば、逆に心が病気を作る場合もあります。
ノーシーボ効果はネガティブな信念が病気を作ったり、増悪させてりということもあり得るのです。
慢性的な不調が続いている場合は、ご自身の感情や信念を見つめることが必要かもしれません。体が何らかのメッセージを携えて警告音を鳴らしてくれているのです。
人は言葉で嘘をつきますが、体はとても正直です。
「もっと仕事を頑張れる様になりたい」と言っていても、無意識では「もうこれ以上頑張れない」と言っているかもしれません。
「治りたい」と言っていても、どこか無意識では「治りたくない」という信念があるかもしれません。
映画のある出演者はこう言っています。
「様々な不健全な思いを解放し、全てのことに「感謝」し始めると、細胞にとっては大きな癒しの力となるのです」
医者も薬も病気を根本的に治すことはできません。少しばかりあなたの治癒力をサポートすることはあるかもしれませんが、最終的にはあなたの自己治癒力があなた自身を治してくれるのです。あなたどのような信念を持ち、どのようなイメージを抱いているかが大きな違いを生みます。
人間は考えるようになり、本来の行き方から離れ、不自然な生き方をするようになりました。これはある意味人間に課された定めかもしれませんが、またそれに伴う困難をも乗り越えていけるということも人間に与えられた能力だと私は思います。
今まで私たちが取り組んで来たことを改めて振り返らせてくれる、素晴らしい内容のドキュメンタリー映画でした。
まだ各地で上映会が開かれるようですので、ご関心のある方はアクセスしてみてください。 Dr.城谷昌彦
20年以上消化器内科医として臨床をやってきたことで、非常に多くの患者さんから学びと気づきを得る事ができました。 その経験に加えて、何より自分自身が大病を患った経験を通して、一人の患者として「自分が受けたい医療」という視点を大切にしたいと考えて、日々の気づきをつらつらと芦屋から配信していきます。
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