「心療内科」を開設いたしました。／ルークス芦屋クリニック

「心療内科」を開設いたしました。

2018年4月 2日

日々の診療の中で、症状の増悪に心理的な要因が絡んでいるケースは決して少なくありません。

しかし、ご自身ではそれには気づいていらっしゃらない方も多くいらっしゃいます。

元々は消化器内科ですからお腹の不調を訴えて来院される方が比較的多いのですが、自律神経の支配を大きく受けている胃腸は、ストレスによる影響を受けやすく、検査をしても「異常なし」ということもしばしばあります。

このような時、当院では、どんな症状にも体からの「メッセージ」があると考え、体の声を聞けようお手伝いをしています。

それは、
「もっと休息をとりなさい」
かもしれませんし、
「自然と触れ合う時間を大切にしなさい」
かもしれません。
またあるいは、
「家族との時間を大切にしなさい」
かもしれません。

こんな感じでクライアントとのやり取りの中で体からの「メッセージ」を探求していきます。

様々なしがらみや思い込みからくる「執着」を手放し、「希望」がはぐくめた時、症状が改善しているということも決して珍しくありません。

さらに「栄養失調」による様々な不調も見逃すことはできません。

今の時代に栄養失調があるのかとお思いの方も多いと思いますが、精製された穀物の取りすぎや、加工食品の普及などにより「新型栄養失調」と呼ばれる栄養失調の方が結構いらっしゃいます。

若い女性に多いのですが、ご飯とお菓子の区別がついていない食生活で、糖質の摂取が目立ち、タンパクや脂質の摂取量が圧倒的に少ないケースがあります。（こういう方はたいていお通じの調子も悪い）

こんな方には基本的な食事を指導し、安定したお通じが出るように目指します。

胃腸が整ってくるとビタミン、ミネラル吸収が促進され、それだけでも抑うつ症状が改善する方も多くいらっしゃいます。

こういったニーズが最近特に増えてきたということもあり、この度2018年4月より診療科目に「心療内科」を加えました。

必要な方には臨床心理士による心理テストも行い、診療の役に立てていきます。

気になる症状をお持ちの方は是非一度ご相談ください。

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