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本当に効果があるの?「水素治療」
2017年8月 3日
巷に出回る水素関連商品の数々。
水素にまつわる様々な情報が飛び交い、ますます「よくわからない」と言われる水素。
しかし、「水素」が「怪しいもの」として扱われるのは、私たち「水素治療」を行う者にとっては、決して望ましいことではありません。
私も所属する臨床水素治療研究会では同じような思いの医師が集まり、専門的な知識を向上させ、「水素治療」を医療行為として規格化できるように努めています。
実際に「水素治療」を受けている方々とその指導を行う私たち医師たちは、「水素」が確実に老化を抑制し、病気な予防することを実感しています。細胞老化の原因は?
私たちの体は常に様々なストレスにさらされています。
細菌やウイルスなどの微生物、PM2.5や排気ガス、紫外線や放射線、食品添加物や農薬、タバコやアルコール、薬剤など様々な毒素は細胞にとって大きなストレスとなります。さらに私たちが無意識に行なっている呼吸は、エネルギー産生に必要な酸素を取り入れ、二酸化炭素を排出していますが、この酸素こそが細胞にとってストレスの一つとなります。
細胞の中のミトコンドリアはエネルギー産生工場とも言われ、このエネルギーを産生する過程で酸素が欠かせませんが、この酸素のうち約2%は「活性酸素」になります。
活性酸素は電子の状態が不安定なため、周囲の組織から辺り構わず電子を奪います。
これが一般的に「酸化」と呼ばれる反応です。いくつかある活性酸素の中でも特に細胞障害性の高い「ヒドロキシラジカル」は体を構成する脂質、タンパク質、核酸などを障害し、酸化劣化させます。
このプロセスこそが細胞老化の大きな原因の一つです。
さらに「酸化」ほかに「糖化」や「炎症」も細胞老化を促進させる反応ですが、これらの反応にも酸化が深く関わっています。
「水素」のチカラ
多くの「抗酸化作用」を謳うサプリメントや健康食品はヒドロキシラジカルだけではなく私たちの生体防御に必要な活性酸素まで攻撃してしまうケースがほとんどです。
しかし、水素はそのヒドロキシラジカルのみを選択的に消去することのできる抗酸化物質として注目されています。
つまり水素の注目されるべき特徴はその抗酸化力よりもむしろ選択的にヒドロキシラジカルを攻撃し消去してくれるところにあります。
まずは老化しやすい生活を見直すこといくら酸化に対して水素治療をガッツリ行なってもそれを上回る「酸化ストレス」に晒された生活スタイルではもちろん効果は半減します。
まずはご自身の酸化ストレスを含む細胞のストレスの程度を検査(※)で知っていただき、特に酸化ストレスの高い方にはまずは「抗酸化生活」を提案させていただきます。
※酸化ストレス検査、糖化ストレス検査、隠れアレルギー検査、炎症反応、有害重金属・ミネラルバランス、などの検査を活用し、老化のリスクを評価しますもちろんタバコは酸化ストレスを高めますので禁煙が望ましいですね。
そのほか、GI血の高い糖質や農薬や添加物などの毒素をできる限り避けるようなことも合わせて重要です。さらに物質的な毒素だけでなく心理的な毒素も細胞にとってはストレスとなり「酸化ストレス」を高める要因となります。
あなた自身が、真の幸福を体験している瞬間というのは細胞が喜び、酸化ストレスは軽減します。その上での水素治療は最強水素治療では様々な方法で体内に水素を送り込むことが検討されています。
水素治療では
「点滴」(血管や全身の組織)
「内服」(消化管や肝臓、全身)
「注射」(関節や筋肉の局所)
「外用」(皮膚)
を中心に活用します。中でも「飽和水素点滴」は直接血管内に「水素」を送り込めるので高い効果が期待できます。
実際に当クリニックでも水素点滴を行い、それまでなかなかコントロールできなかった慢性炎症が改善し、長年続けてきた薬を減らせたケースをいくつか経験しました。
水素の入浴剤もあります。
さらに入浴剤から水素を取り入れる方法もありますが、この時注意したいのが「分子状水素」が確実に水に溶存しているということです。
水素の入浴剤をお湯につけると勢いよくバブルが発生しますが、このバブルのおきさが重要です。
バブルが50μm以下の場合は浮力が小さいため、「水素」は水面には浮かずに水中を漂います。(ただしこの大きさは目には見えません)お湯に溶解した水素は皮膚から体内に取り込まれ、抗酸化作用を発揮してくれます。
もしあなたの水素の入浴剤から発生するバブルが大きくて水面で破裂している場合は水素の効果は期待できないかもしれません。
まだまだある水素の効果
そのほかにもまだまだ水素を活用できる場面はあります。
さらに大学病院でも水素の効能についても現在進行形で研究が続いています。
さらなる水素の効果が明らかになってくることが期待されます。水素治療をご希望に場合まずお問い合わせくださいね
Dr.城谷昌彦
20年以上消化器内科医として臨床をやってきたことで、非常に多くの患者さんから学びと気づきを得る事ができました。 その経験に加えて、何より自分自身が大病を患った経験を通して、一人の患者として「自分が受けたい医療」という視点を大切にしたいと考えて、日々の気づきをつらつらと芦屋から配信していきます。
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