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臨床心理士、スイスへ行く

2017年7月11日

当院には臨床心理士が在籍しておりますが、この度、箱庭療法の研修でスイスのアインジーデルンという小さな町で行われた2週間の合宿形式のセミナーに参加して来ました。

スイスといえばユング心理学の祖カール・グスタフ・ユングゆかりの国ですが、アインジーデルンはユングとも親交が深く、ユング心理学を基礎に「箱庭療法」を発展させたドラ・カルフ女史の棲家にほど近いスイスの田舎町です。

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アインジーデルンのホテルには世界各国から箱庭療法を扱うセラピストたちが集まりました。

箱庭の基礎を作ったドラ・カルフはシングルマザーで子育てをしている時、たまたま子供の友達がユングの孫だったことから心理療法を学び始めることになります。
ドラが45歳の時です。

そして50歳の時にイギリス人小児科医マーガレット・ローエンフェルト医師に出会います。
マーガレットは、子供の心を理解するために砂箱と人形を使っていたのです。

マーガレットの元で1年間学ぶことになったドラは、マーガレットの手法を独自に発展させ、最終的に「Sand Play」(箱庭療法)にたどり着きます。

ドラは晩年「人間は遊ぶことを通して全体性に近づく」と言っています。

子供に限らず、大人にとっても「遊び」は必要な要素で、遊び無くして創造性は育まれません。

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(ドラ・カルフ棲家)
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(箱庭のアイテムの数々)

大人の私たちでもこのようなアイテムを見ているとつい手が伸びて触って見たくなりますよね。
「箱庭療法」では正解はありません。
何度か砂を触り、アイテムを自由に置いて行くことで、大人の中の幼児性が賦活化されていきます。

みなさんその遊びの中で、イメージが動き、その人のペースで変化を起こして行かれます。

ご関心のおありの方はご連絡ください。
一度診察をお受けになった上で適応について判断いたします。

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