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血糖を測定してわかる副腎疲労
2017年5月 1日
FeeStyle Libreを使って血糖を持続測定していますが、このデータから様々なことがわかります。
今日から私も測定を始めましたが、昼食の前後でも測定してみました。
昼食前は100台前半、食べた直後はむしろ少し下がって90台前半となりました。
その後徐々に上昇し、125→135→食後1.5時間後で145(max)
その後は徐々に低下し2時間後には110となりました。
ここまではほぼ想定以内でした。
しかし意外だったのはそれからでした。
夕方にアスレチックトレーナーの指導のもと運動をしたところなんと、血糖が60台まで下がり、いわゆる低血糖の域まで達しました。
今日はHigh Intensity Interval Trainingも行ったのでかなり疲れましたが、実はその疲れは運動による倦怠感だけでなく、低血糖による症状も加わったものでした。本来ですと、血液中の血糖をエネルギーとして使い切ると体は恒常性を保とうとして肝臓での糖新生が起こり、血糖を維持しようとします。
しかし、副腎疲労などによりコルチゾールの分泌不全があると低下しかけた血糖を維持できず、そのまま低血糖になってしまいます。
どうやら私にも「副腎疲労」がまだありそうです。
GWは家族サービスをしつつも「副腎のケア」にも気をつけたいと思います。
次回からは運動の際にはココナッツオイルなどの中鎖脂肪酸をとり、測定してみたいと思います。
副腎疲労の確定診断には、私のように機能性低血糖の存在に加え、唾液中コルチゾール検査でコルチゾールの日内リズムを確認し、さらに副腎疲労の背景に存在することの多い腸内環境の乱れを確認するためにIgG食物過敏症検査やカンジダ抗体などの検査が手がかりになります。
その他にも重金属の蓄積が副腎疲労の症状を悪化させているケースもありオリゴスキャンや毛髪ミネラル・重金属検査が大きな手がかりとなるケースもあります。
気になる症状のある方はどうぞご相談ください。 Dr.城谷昌彦
20年以上消化器内科医として臨床をやってきたことで、非常に多くの患者さんから学びと気づきを得る事ができました。 その経験に加えて、何より自分自身が大病を患った経験を通して、一人の患者として「自分が受けたい医療」という視点を大切にしたいと考えて、日々の気づきをつらつらと芦屋から配信していきます。
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