- ルークス芦屋クリニック
内科・消化器内科・心療内科 - 初診の方へ
- 予約優先制 0797-23-6033
(受付時間 9:30~18:00)
クリニック | 特徴 | 診療案内 | 治療・検査 | ブログ |
-
ビタミンDとインフルエンザ
2017年5月27日
ビタミンD関連の記事を目にしたのでアップしておきます。
ビタミンDのサプリ、かぜ・インフル予防に有効=英研究ビタミンDが骨の代謝に重要であることは多くの方が知るところですが、この記事のように感染予防にも効果があることが明らかになってきました。
またそれ以外のビタミンDの作用として
・アレルギー症状の緩和
・がん予防
・糖尿病予防
・うつ予防
などと関連していることも明らかになってきました。
ビタミンDは日光の下条件が満たされていれば体内で十分な量が合成されます。(従って定義上ビタミンではない)
体内に取り込まれたビタミンDは肝臓で水酸化され、25-ヒドロキシビタミンD(25(OH)D)となり、腎臓を経て活性型ビタミンD(1,25-(OH)2-D3)となります。
その他のビタミンとは異なり、活性型ビタミンDは細胞や器官に直接働きかけるホルモンとしての性質を持ちます。
ビタミンDの大部分は25(OH)Dに代謝され、血中で長時間循環するため、栄養素としての生体内におけるビタミンDの過不足の指標となります。
当院ではインフルエンザワクチンの接種は行いません(※2018年11月現在チメロサールフリー(水銀の入っていない)インフルエンザワクチンをご希望の方に接種しています。ビタミンDとの併用も可能です)が、その代わりにインフルエンザシーズンに入る前より高容量のビタミンDの摂取を勧めています。
その場合、摂取前の血中ビタミンD濃度(25(OH)D)の測定もお勧めしています。
特に記事にもあるようにビタミンDが低値の人ほど感染予防効果があるようです。
私自身もビタミンD受容体に関連する遺伝子に変異があることもあり、血中ビタミンD濃度がもともと低く、普段からビタミンDを摂取しています。
以前に比べてアレルギー性鼻炎は軽減されています。
(25(OH)Dの検査は最近になって「くる病」などの疾患に対して保険適応となりましたが、それ以外の場合は保険適応外となります)
ご関心のおありの方はご相談ください Dr.城谷昌彦
20年以上消化器内科医として臨床をやってきたことで、非常に多くの患者さんから学びと気づきを得る事ができました。 その経験に加えて、何より自分自身が大病を患った経験を通して、一人の患者として「自分が受けたい医療」という視点を大切にしたいと考えて、日々の気づきをつらつらと芦屋から配信していきます。
カテゴリ