ビタミン・ケトン療法(VKT)　導入します／ルークス芦屋クリニック

ビタミン・ケトン療法(VKT)　導入します

2017年4月 3日

みなさん、「ビタミン・ケトン療法（VKT）」をご存知でしょうか？
これは主にガンの治療を目的とした点滴による治療法でポイントは３つ

・脂肪製剤で血液中のケトン体を上昇させる。
・ビタミンB群などでミトコンドリアを活性化。
・ビタミンCで癌細胞を障害する。
これらが点滴による「ビタミン・ケトン療法」の骨子で、癌細胞の増える戦略の逆手を取った治療法とも言えます。
つまり、
癌細胞はブドウ糖のみをエネルギーとし脂肪が代謝されて産生されるケトン体はエネルギーとして使えません。

エネルギー産生工場である細胞小器官「ミトコンドリア」。

ビタミンB群でミトコンドリアが元気になるほど、癌化は起きにくく、また癌細胞のアポトーシス（プログラム化された細胞死）も起こります。
さらにビタミンCはブドウ糖と構造式が類似しており、ブドウ糖をエネルギーとする癌細胞が取り込みやすい構造です。
しかし、ビタミンCからはエネルギー産生ができず、さらに高濃度ビタミンCによる強力な酸化作用により癌細胞を攻撃します。

VKTについてはこの治療法を提案され、積極的に治療に取り入れられている水野先生のブログがわかりやすく解説されています
http://ameblo.jp/naikaimizuno/
VKTを効果的に行うためには、ガンのエネルギー供給源である「ブドウ糖」をいかに減らして、脂質からのエネルギーを使える環境にしていくかということが大変重要です。

その指標として血液中の「ケトン体」を測定することでケトン体質になっているかどうかを判断することができます。
糖質を減らしている時に効率的にエネルギー源となるのが今注目の中鎖脂肪酸を多く含むココナッツオイルです。
当院では、がんの患者さん対象にビタミン・ケトン療法の導入をいたします。

週一回のビタミンC、ビタミンB点滴に加え、ケトン体質にするための食事指導（糖質制限）、サプリメント指導を行います。
さらに当院では、抗酸化作用を高めるためにビタミンC、B点滴に加えて水素水点滴も行なっています。

詳しくはお問い合わせください。
ルークス芦屋クリニック
0797-23-6033

＊注意：糖質制限やケトン療法といった食事療法がすべての人に合うとは限りません。特に持病をお持ちの方は、主治医とよく相談の上実践してください。
＊VKTの点滴等の治療は保険適応外になります。

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