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妊活中の方のためのグループ療法
2017年4月 5日
先日の当クリニックの特別講演会の第2部では、「妊娠するまでにぜひ知っておきたいセルフケア」というタイトルで小池雅美先生を講師にお招きしてお話をしていただきました。
多くの方にご参加いただき、大変好評をいただきました。
当院では根本治療の一環として分子栄養学的なアプローチを行なっていますが、その中で、不妊の相談を受ける機会が増えています。
不妊は様々な要因が複雑に絡み合ってはいますが、大きな要因の一つとして「ミトコンドリア機能低下」が考えられます。
一個の卵子には10万個ものミトコンドリアが存在します。
このエネルギー産生工場であるミトコンドリアの機能低下は必要なビタミン、ミネラル不足の他、重金属などの毒素の蓄積も原因となりえます。
また、それ以外では心理的な要因もとても重要です。
特に「子どもを作る」ことが目的となってしまい、意識が「子ども」の方に行き過ぎるとかえって子どもができにくいというパラドックスがあります。
これはもしかすると「子どもができなければ、私の人生が機能しない」だとか「子どもが産めない私はダメな人間だ」「早く子どもを作らなければならない。。」と潜在意識では思っているかもしれません。
こういう思いが強いとついつい交感神経優位になり、アドレナリンや副腎からコルチゾールも出すぎてしまします。
慢性的なコルチゾールの過剰分泌は細胞レベルでストレスを与え、ミトコンドリア機能を低下させます。
また過剰なアドレナリンは活性酸素を生じ、DNAにも障害を起こすリスクが高まります。
ですから妊娠するには「妊娠すること」よりも「パートナーとの関係性を深める」ことにフォーカスする方がより妊娠率は高まります。
実際に、不妊症のグループで行なった研究では、グループカウンセリングを行うと妊娠率が上がるという結果が出ています。
心理的な要因も大きな影響を与えるということですね。
当院では、通院中の方を中心に「妊活中の方のためのグループ療法」を月一回のペースで行います。
栄養療法的なアプローチとグループダイナミクスを期待したグループ療法(グループカウンセリング)からのアプローチです。
今の所第3土曜日12:30〜
を予定しています。
ご関心のお有りの方はご連絡をください0797-23-6033ルークス芦屋クリニック Dr.城谷昌彦
20年以上消化器内科医として臨床をやってきたことで、非常に多くの患者さんから学びと気づきを得る事ができました。 その経験に加えて、何より自分自身が大病を患った経験を通して、一人の患者として「自分が受けたい医療」という視点を大切にしたいと考えて、日々の気づきをつらつらと芦屋から配信していきます。
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