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デトックスの第一歩
2016年11月 7日
腸内環境が様々な疾患と関連していることが分かってきました。腸は一見身体の中にある臓器ですが、構造的には口と肛門を結ぶ管であり、その内腔は外界と連続していることより身体の外とも考えられます。
つまり腸は身体の中と外を隔てるバリアの役割を果たしています。このバリア機能が落ちると、本来なら入るべきでないような毒素が容易に入ってしまうことになります。
具体的には水銀などの重金属やカンジダなどが産生する生物毒、過剰な糖分が体内に入り、細胞に取り込まれると、活性酸素を発生させてミトコンドリアや細胞膜、遺伝子を傷付け、炎症を起こします。
一過性の炎症は、体内に備わった抗酸化ネットワークにより活性酸素を消去することで抑制出来ますが、慢性的な炎症は抑制しきれず、様々な疾患の原因となります。
炎症の起こっている局所にアプローチするだけでは病気を根本的に治すことにはなりません。
細胞の置かれている環境を考えるならば、第一関門である腸内環境を整えて、毒素の摂取を減らすことがデトックスの第一歩と言えます。
写真は「いま、栄養学が変わる」(竹内進一郎著)に掲載されているものですが、病気の発生プロセスを端的に表した図です。
やはり私たちの健康の要は食事であり、消化・吸収力なんですよね。 Dr.城谷昌彦
20年以上消化器内科医として臨床をやってきたことで、非常に多くの患者さんから学びと気づきを得る事ができました。 その経験に加えて、何より自分自身が大病を患った経験を通して、一人の患者として「自分が受けたい医療」という視点を大切にしたいと考えて、日々の気づきをつらつらと芦屋から配信していきます。
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