- ルークス芦屋クリニック
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希望の仲間
2016年11月23日
今日は思いがけないお客さんが開院前のクリニックにいらっしゃいました。
神戸で在宅医療に精力的に取り組まれているY先生とU先生、U先生の奥様とお二人の娘さん、そして一緒に分子栄養学を学ぶヨガインストラクターのSさんです。
統合医療に関心をお持ちの皆さんで、私たちの取り組みに興味を持ってくださる方達です。
特筆すべきは、在宅医療を取り組んでいらっしゃる先生方が統合医療や予防医学的な視点にも関心を持ってくださっていることです。
日頃、慢性疾患や終末期を扱う先生方は、いわば「治らない」とされている疾患を患う方たちと常に向き合っていらっしゃいます。
患者さんの中には、ご自身の病を受け入れられず、苦悩の中にいらっしゃる方も少なからずいらっしゃいます。
また中には、ご自身にも備わった自己治癒力に対する信頼感を見失い、治療者に必要以上に依存的になっている方もいらっしゃいます。
限られた時間と医療資源の中でもこれらの患者さん達に親身に寄り添って来られた先生方だからこそ統合医療的なアプローチの必要性を感じていらっしゃるのだと思います。
そんな先生方とこれからの医療について語らい、意見交換をしました。この時間はとても豊かで希望の持てる時間でした。
今の医療従事者の中でも特に医師は「病気の専門家」というイメージが強く、様々な病気に対する治療法や対処法を広く深く知っていますが、果たして「健康の専門家」と言えるだろうか? 病気にならないように健康への意識をみなさんに育んでいってもらうにはどうすればいいのだろうか? これからの医療に求められることはそんなことではないのか。。そんなことを話しながら過ごした楽しい時間はあっという間でした。
従来の「医療」の枠だけにとらわれるのではなく、多くの治療家たちの叡智を結集しながら、みなさんが自分の健康のために自分にあったものを選んでいただけるというのが「統合医療」の本来目指すところなのかもしれません。
そんな感じの実りの多い午後のひと時でした。 Dr.城谷昌彦
20年以上消化器内科医として臨床をやってきたことで、非常に多くの患者さんから学びと気づきを得る事ができました。 その経験に加えて、何より自分自身が大病を患った経験を通して、一人の患者として「自分が受けたい医療」という視点を大切にしたいと考えて、日々の気づきをつらつらと芦屋から配信していきます。
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