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歯の詰め物の水銀について
2016年10月22日
水銀は最近まで体温計や血圧計にも使われ、私たちにとって身近な金属の一種ですが、水銀の健康被害というのは以外と知られていません。
水銀は、水俣病でもお分かりのように生体にとっては猛毒であり、慢性疲労や神経障害、頭痛、筋力低下、ミトコンドリア機能障害などの原因となります。
その猛毒の水銀が最近まで歯の詰め物として日本では使われていました。
歯に詰めた水銀は、コーヒーなどの熱いものでも容易に溶け出しますし、無防備に高速ドリルで削るようなことをすれば大量にガス化し、患者さんや歯科医師はそれを吸入してしまうことになります。
従って、歯の詰め物にアマルガムと呼ばれる水銀を含んだ金属があり、慢性疲労などの体調不良が持続しているときには、アマルガムに関して適切な技術と知識を併せ持つ歯科医師に依頼する必要があります。
防護服やラバーダムと呼ばれる嚥下を予防するシートを使わずにアマルガムを削ることは、患者のみならず歯科医師にも悪影響を及ぼします。アマルガム除去後に体調を崩す方は決して少なくありません。必ず歯科医師のバックグラウンドを確認してください。
最初に紹介する動画は、国際口腔内毒素研究会(IAOMT)が作成したもので、いかに水銀が体に影響を与えるかを分かりやすく説明しています。
http://ikashika.org/
次に紹介する動画は、カルガリー大学で撮影されたもので、水銀がいかに神経を蝕んでいくかがわかります。https://youtu.be/XU8nSn5Ezd8
この動画をご覧になって気になった方は是非信頼できる歯科医師にご相談ください。
当院ではアマルガムのリスクを理解し、適切に除去を依頼できる歯科医師をご紹介いたします。 Dr.城谷昌彦
20年以上消化器内科医として臨床をやってきたことで、非常に多くの患者さんから学びと気づきを得る事ができました。 その経験に加えて、何より自分自身が大病を患った経験を通して、一人の患者として「自分が受けたい医療」という視点を大切にしたいと考えて、日々の気づきをつらつらと芦屋から配信していきます。
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