- ルークス芦屋クリニック
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がん患者さんのためのグループ療法
2016年10月27日
2009年から定期的に行っている「がん患者さんのためのグループ療法」。今回から開院前のクリニックに場所を移動し開催いたしました。
ある方は発症してから6年。最初は半年先の事すらイメージできず混乱の真っ只中にいらっしゃいました。そんな方がしみじみとご自身の歩んでこられた人生を振り返り、ご自身が大きな変化を起こし、いくつもの波を乗り越えてきたことを再確認されました。
またある方は発症してから5年。それまでは一生懸命生きなければとご自身を律し、色々と課題を課して生きてこられていました。しかし今ではご自身を楽しませることがお上手になられ、娘さんに「お母さん、楽しそう」と言われ、ご自身の変化に気づかれました。
そんな語りの中で多くの方が語られる共通する事柄がります。それは病を体験したことにより、自然とのふれあいを通して新たな発見があったり、自分の本性に従えるようになり楽に生きられるようになったり、自分の中の本当に大切にしていることにやっと気付けたり。これらはいずれも「病は自分への優しいメッセンジャー」だと感じておられることです。
決して病はあなたを苦しめようとしているのではなく、あなたがあなたらしくない不自然な生き方をしている時に、ちゃんとそれを正そうとメッセージを送ってくれているのです。
そのメッセージにちゃんと耳を傾けることで本性を取り戻し、病気になる前よりも「健康」な生き方を選択していくことが可能なのです。
参加者の皆さんが皆さんなりの変化を起こされ、「本性(ほんせい)」の戻って行かれるのを見て、ファシリテーターである私たちの方が多くを学ばせていただいています。
次回のグループ療法は12月8日(木)13:30〜15:00です。(ご予約が必要です) Dr.城谷昌彦
20年以上消化器内科医として臨床をやってきたことで、非常に多くの患者さんから学びと気づきを得る事ができました。 その経験に加えて、何より自分自身が大病を患った経験を通して、一人の患者として「自分が受けたい医療」という視点を大切にしたいと考えて、日々の気づきをつらつらと芦屋から配信していきます。
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