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エネルギーの使い方

2016年9月 5日

この週末は非常に学びの多かった週末でした。

幾つかのセミナーに出てエネルギーをたくさんもらいましたが、セミナー以外の時間にも、気の合う仲間たちと時間を共有し、未来のビジョンについて語ることは非常にエネルギーを上げてくれる時間でした。

その中でもある友人との会話で出てきた話をシェアします。

それはがんの治療方針についての話でした。

従来の治療では、手立ては4つ。

手術、化学療法、放射線療法、そして緩和ケア。

緩和ケアはまだ良しとして、最初の3つは目の前にあるがんを「敵」とみなし、消滅を狙って治療します。

エネルギーの使い方ががんという「悪いもの」を「攻撃」というところにフォーカスします。

それに対して、代替医療の考えかたとして、がんを敵とみなさず、自分の中から出てきた「自分の一部」と捉えます。がんに限らず、病気や何らかの症状は、あなたに何かを伝えたくて出現したメッセンジャーと捉えるのです。

そのメッセージは、決してあなたを苦しめようという観点から出てきたのではなく、あなたが今、あなたらしく生きていないことを気づかせてくれるために出てきた「優しい」メッセンジャーなのです。

「忙しすぎるよ」「Noと言っていいんだよ」「もっと楽しんでいいんだよ」「そんなに頑張らなくていいんだよ」「すべてはうまくいっているんだよ」

などなど、病気はあなたの潜在意識からのメッセージをあなたの意識にわからせようとしてくれているのです。

我々は潜在意識と意識の調和がとれて初めて健全な日々を送れます。しかし、これらの乖離が生じたとき、病気という形でそのアンバランスな状態であることを知らせてくれます。

潜在意識は常に意識にメッセージを送っています。病気が発症する前にも何らかのメッセージを送っていたはずなのですが、特に現代人は日々の忙しさの中でそれに気付きにくくなっています。

或る日突然病気がやってくるのではありません。体は常に何らかのサインを送っているのです。

ですからこのサインを、意識が都合悪いからといって取り除いてしまうと、逆に上手くメッセージを受け取れなくなります。痛みはどこかの臓器が上手く機能していないサインであり、それを鎮痛剤で押さえても臓器は治らないし、もとより臓器を機能不全に落とすような生活を見直さない限りまた臓器はサインを送ってくるのです。

がんの治療において「がん(という敵)の嫌がる環境作り」ということにフォーカスして治療あたる方がいらっしゃいますが、これはもともとがんが優しいメッセージを携えているという発想が欠如しているのではないかと思います。エネルギーの使い方が「攻撃的」で、ひとつ間違えると自分自信が自分を攻撃してしまうことにエネルギーを使うことになりかねません。

もしがんが発症すれば、そのがんは「私の何を伝えようとしているのか」を問うてみることが大切です。それはもしかしたらあなたの仕事の仕方に何か歪みがあるのかもしれません。あるいは家族との関係性の中で何かわだかまりがあるのかもしれません。

そういった柔軟な発想ができ、メッセージが受け取れた時、がんはそのメッセンジャーとしての役目を終え、いわゆる「奇跡的な治癒」と呼ばれるような治癒を起こします。がんに「愛」のエネルギーを持って接した時、そのエネルギーは何倍にもなってあなたに愛を返してくれるのです。

そう考えた時、今あなたに与えられてメッセージは何でしょうか?

あなたはどの方向にエネルギーを使っていますか? ぜひ考えてみてください。

私ももう一度考えてみたいと思います。

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