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「水素治療」導入準備中です
2016年8月28日
今何かと話題の「水素」ですが、実際のところまだ未知の部分も多くまだまだ課題は多いのですが、一部の非常に情熱的な医師たちにより水素の臨床応用例が増えています。
特に我が国での水素研究を牽引し、臨床経験も大変豊富な辻クリニックの辻直樹先生のセミナーを受けてきました。
「水素」の力が働くのは、身体を衰えさせる「悪玉活性酸素」を除去すること、いわゆる「抗酸化作用」だけが確認されています。
活性酸素による「酸化」は老化の主な原因となります。特に細胞膜が酸化することは老化を促進する大きなリスクになります。
活性酸素というとあたかも全て体に悪影響を及ぼす「悪玉活性酸素」のように捉えられがちですが、実際は、細菌やウイルスを殺菌するのも活性酸素で体にとっては良い影響を及ぼすため便宜上「善玉活性酸素」とも呼ばれます。
健康ブームにより、巷には様々な抗酸化物質が知られるようになってきました。例えば、ビタミンC、ビタミンE、ポリフェノール、アスタキサンチン、ピクノジェノール、ルテイン、コエンザイムQ10などなど。
しかし、「水素」以外の抗酸化物質は、いわゆる「善玉活性酸素」にも作用し、除去してしまいます。つまり水素以外は悪玉だけでなく、体にとって必要な善玉活性酸素までも消去してしまうという短所があります。
そこで注目されるのが「水素」です。水素は他の抗酸化物質とは違い、悪玉活性酸素だけを除去する特徴があり、しかも我々の体にも元々存在する分子でありなんら悪影響を及ぼすことがないことがわかっています。
様々な方法で体内に水素を投与すると、酸化ストレスのマーカーが改善することが分かってきました。
特に点滴に高濃度の水素を溶解させて投与すると、酸化ストレスのマーカーの一つである8-OHdGが点滴の前後で著明に低下することが確認されています。また、酸化ストレスの多い人ほど点滴の前後で実際に体が軽くなったとか、目が見えやすくなるとか体感をともなうようです。
その他、体に吸収されやすい形になった水素カプセルを内服した場合も様々なパフォーマンスが上がることも分かってきました。
健康な心身を維持するには何より、健全な生活スタイルが必須ですが、さらにアクティブエイジング(魅力的に年を重ねる)を実現するためにも、積極的に良質の(選択的に悪玉活性酸素を除去する)抗酸化物質を取り入れることはこれからの予防医学にとってはなくてはならないアプローチの一つです。
当院では、安全に水素治療を提供できるように現在準備中です。
より健康的な人生を送るためにご活用ください。 Dr.城谷昌彦
20年以上消化器内科医として臨床をやってきたことで、非常に多くの患者さんから学びと気づきを得る事ができました。 その経験に加えて、何より自分自身が大病を患った経験を通して、一人の患者として「自分が受けたい医療」という視点を大切にしたいと考えて、日々の気づきをつらつらと芦屋から配信していきます。
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