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エジソンの予言
2016年7月11日
「未来の医師は薬を用いないで、患者の治療において、人体の骨格、食事、そして病気の原因と予防に注意を払うようになるだろう。」
The doctor of the future will give no medicine but will interest his patients in the care of the human frame, in diet, and in the cause and prevention of disease.
(Thomas Edison, 1847-1931)
これはあのエジソンが残した言葉です。
本来、私達の身体はホメオスタシスが働くことで環境の変化というストレスに適応します。
しかしホメオスタシスがカバー出来ないほどのストレスになる環境変化に晒されると身体は病気という形で私達に知らせてくれます。
例えば繰り返し摂取する毒素(添加物や重金属)や砂糖などのGI値の高い食材、電子機器を長時間使うことで起こる姿勢の歪みや運動不足、明るすぎるLED、希薄な人間関係からくる心理的ストレス。
昔に比べて慢性的にストレスに晒される機会が増えたこの時代、昔ではありえなかった病気が増えています。
30代の心筋梗塞など、私が研修医をしていた20年前では考えられませんでした。小児のアトピーや発達障害も爆発的に増えています。
そもそも病気は、身体が不自然な環境に置かれている事を私達に知らせるための警告音のようなものです。
病気が増えているのは決して日本が高齢化しているからではありません。戦前に生まれ、幼少時に質素な生活をした人の時代には今のような環境毒素に晒されることはなかったはずです。こういう方達が今の平均寿命を延ばしています。
しかし今の子供たちは親より長生き出来ない時代に突入したと言われています。今こそ食生活や環境、ライフスタイルを見直し、本当の豊かさは何なのか考える時ではないでしょうか。
エジソンが100年前に予言したように、意識の高い人達は薬が問題を解決しない事に気付き始めました。
医師だけでなく、患者さんも今の病気の意味を考え、病気のメッセージに耳を傾けることが大切です。
今後、時代が薬に依存しない医療の時代へ変化していくのを見届けたいと思います。 Dr.城谷昌彦
20年以上消化器内科医として臨床をやってきたことで、非常に多くの患者さんから学びと気づきを得る事ができました。 その経験に加えて、何より自分自身が大病を患った経験を通して、一人の患者として「自分が受けたい医療」という視点を大切にしたいと考えて、日々の気づきをつらつらと芦屋から配信していきます。
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