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ミトコンドリア機能を落とさない為には
2016年6月 9日
今日は約半年ぶりにゴルフに行ってきました。
今日のゴルフ場は名門が故、乗用カートはなく、二人につき一人ずつキャディーさんがつきカートを押してくれます。
もちろん全て「歩き」です。
半年ぶりなので左右に走ることが多いのではと少し心配していましたが、思いの他ショットが良く、ゆったりフェアウェイを歩くことができました。単純計算で7km程度を歩いたことになり、久しぶりの大自然を堪能しました。
今日のような適度な運動は酸化ストレスを減らし、繰り返し行うことでミトコンドリア機能をアップさせることができます。
細胞内にあり、私達の全ての活動のエネルギー源であるATPと呼ばれる物質を生み出すのがこのミトコンドリアです。
このミトコンドリアの活動には多くの酵素反応が関わっていますが、それらの酵素反応を潤滑に行う為には、補酵素であるマグネシウムや亜鉛、ビタミンB6などが必要不可欠です。特に夏の炎天下で運動をする場合、水分だけでなくミネラルの摂取が非常に重要です。大量の汗と共にナトリウムやカリウム、マグネシウムなどが失われます。
しかしナトリウムは比較的多くの人が意識してとりますが、マグネシウム不足がミトコンドリア機能を低下させるため、マグネシウムも意識的に摂ることが大変重要です。
また、マグネシウムはカルシウムの細胞流入をコントロールし筋肉の収縮に深く関わってているため、マグネシウム不足はカルシウムの細胞内外濃度の不均衡を起こし、こむら返りを起こしやすくなります。
これからの季節、屋外での活動に際してはミトコンドリア機能を考えて、水分だけでなくしっかりとナトリウム、マグネシウムなどのミネラルを意識して摂取することが大切です。オススメはワカメたっぷりの味噌汁です。朝からしっかりと朝ごはんを食べておきましょう。
Dr.城谷昌彦
20年以上消化器内科医として臨床をやってきたことで、非常に多くの患者さんから学びと気づきを得る事ができました。 その経験に加えて、何より自分自身が大病を患った経験を通して、一人の患者として「自分が受けたい医療」という視点を大切にしたいと考えて、日々の気づきをつらつらと芦屋から配信していきます。
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