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健康の要(かなめ)「腸内環境」
2015年10月12日
私たちの健康と腸内の環境は深くつながっています。特に近年、腸の免疫機能が注目されています。というのも腸管に体の中で最も重要で最も大きな免疫器官があるからです。
腸内に入ってきた物質を良いか悪いかを判断する以外に、それをパターン化して記憶する仕組みのほか、実は脳内の神経伝達物質で減少すると「うつ」が発症するといわれている「セロトニン」の95%が腸で作られているという報告もあり「腸は第二の脳」とも呼ばれます。
とっても大事な腸内細菌って何?人体を構成する細胞の数は約60兆個ですが、人の腸の中には、約500種類、100兆個の細菌が住み着いています。その細菌は「腸内細菌」といわれています。
腸内細菌の種類は、乳酸菌を代表とする善玉菌と有害菌である悪玉菌が存在しますが、さらに詳しく分けると、腸内の環境状態によって「善玉菌」にも「悪玉菌」にもなったりする「日和見菌」という3種類に分類できます。
康な人の腸内環境は善玉菌と悪玉菌それぞれが上手く保たれています。
善玉菌・・・乳酸菌、ビフィズス菌、酪酸菌など
→免疫力を高める、感染防御、消化吸収の援助、ビタミン合成、消化管運動を調整
悪玉菌・・・ウェルシュ菌、大腸菌、バクテロイデス、カンジダなど
→腸内腐敗、毒素や発がん物質発生、糞便・ガスの形成腸内環境の乱れが関連する病気
がん、自己免疫疾患(リウマチ、潰瘍性大腸炎など)、アレルギー性疾患、慢性疲労症候群、副腎疲労症候群、
糖尿病、慢性的な腹部膨満感や消化不良などの腹部不快感、うつ、自閉症、発達障害など
他にも多くの関連疾患あり、いずれも腸内環境を整えることが大切です。気になる方は一度ご相談ください。
Dr.城谷昌彦
20年以上消化器内科医として臨床をやってきたことで、非常に多くの患者さんから学びと気づきを得る事ができました。 その経験に加えて、何より自分自身が大病を患った経験を通して、一人の患者として「自分が受けたい医療」という視点を大切にしたいと考えて、日々の気づきをつらつらと芦屋から配信していきます。
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