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反応性低血糖
2015年10月22日
糖尿病でもなく、インスリン治療をしているわけでもないのに「反応性低血糖」と呼ばれる低血糖症状を起こす人が多くなっていると言われています。
食後にもかかわらず空腹感を感じたり、吐き気、疲れやすい、眠気、頭痛、キレやすい、イライラする、集中力低下、冷や汗、消化不良などなど反応性低血糖は様々な症状を呈します。
食べ物による血糖値の上がり具合をGI「グリセミック・インデックス」によって分類しますが、食後急激に血糖を上昇させるものを高GI食品。緩やかに上昇させるものを低GI食品と呼びます。
反応性低血糖の症状が多くなった背景に、GI値のとても高い精製された炭水化物を多く摂るようになったことが指摘されています。これらの食品は消化された後、急激に血糖をげるため、インスリンが大量に分泌され反応性に低血糖を起こします。
また、この下がりすぎた血糖を上げるために本来コルチゾールやグルカゴンが分泌されますが、副腎疲労が合併しているとコルチゾールの分泌が低下し、低血糖が遷延することとなります。
血糖の乱高下が自律神経を乱し様々な症状の原因となります。
子どもの多動症(ADHD)やキレやすい、集中力が保てないといった症状のなかには低血糖が関係していることも少なからずあります。
砂糖を多く含んだおやつや菓子パン、ジュースなどを控え、野菜を多く含んだGI値の低い食事を摂ることで症状の改善が期待できます。
気になる症状のある方はご相談ください。 Dr.城谷昌彦
20年以上消化器内科医として臨床をやってきたことで、非常に多くの患者さんから学びと気づきを得る事ができました。 その経験に加えて、何より自分自身が大病を患った経験を通して、一人の患者として「自分が受けたい医療」という視点を大切にしたいと考えて、日々の気づきをつらつらと芦屋から配信していきます。
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