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Play Is Mandatory, Not Elective.
2015年8月 2日
こんにちは。Dr.Masahikoです。
梅雨が明け、いよいよ夏本番。皆さんいかがお過ごしでしょうか?
私にも子どもがいますが、子どもたちの心待ちにしていた夏休みが始まりました。楽しみにしていた旅行や遊びの予定がいっぱいです。
親としては、計画的に宿題もこなし、8月の終わりに泣くことのないようにしてほしいと願うのですが、、、、、親心子知らず。
朝から宿題のドリルもそこそこに、近所の友達と公園に出かけてからというもの、一向に帰ってくる気配もありません。
まぁ、子どもなりにいい時間を過ごしているのでしょう。
かくいう私もかつて子どもの頃、宿題そっちのけで夏休みを楽しみ、8月の最後に古い新聞紙をひっぱり出してきて天気予報欄を見ながら絵日記を書いたことを覚えています。
子どもたちを見ていると、本当に素直に好きなことに全力で楽しんでいることが伝わってきます。
うちの次男が最近ハマっているのは "Jボード" と呼ばれる今どきのスケートボード。
Jボードに乗っているその真剣な顔には、もっとうまく乗りたいという意気込みがみなぎっています。
事実、彼の技術は目覚ましく進歩し、いつの間にか近所ではみんながうらやむ一番上手なJボーダーになっていました。
彼の誇らしげな表情からも、彼が喜びに満たされていることが伝わってきます。
「楽しい!」や「うまくなりたい!」という軸で行動することが、彼の人生を充実させているということが見て取れます。
では、私たち大人はどうでしょうか。
「楽しい!」や「~~したい」というような理由で何かに真剣に取り組んだことは最近ありましたか。いつの間にか行動の軸が「~ねばならない」とか「~するべき」になっていませんか。
もちろん、私たちは社会的な存在ですから、さまざまな役割や責任があります。
時としてその役割や、責任を果たすためには「~ねばならない」や「~するべき」という軸で動くことでよい仕事ができることも多いのです。
しかし、常にこの軸で動いていると、次第に体は悲鳴を上げ、あなたに"No"をつきつけることになります。
今あなたが抱える肩こりや不眠などの症状も、もしかしたら体が"No"と言っているのかも知れません。どうか体の声に耳を傾けてあげてください。
大人になったからと言って「遊び」が不要になったわけではありません。大人になってもあなたの健康や人生を豊かにする「遊び」は必要不可欠なものなのです。
アメリカのサイモントン療法のテキストにはこんな言葉が書かれています。
"Play Is Mandatory, Not Elective." 「遊びは必須であって、選択(するもの)ではない」
つまり人生において「遊び」は、取り入れるか、取り入れないかとか選ぶものではなく、なくてはならない大切な必須要素だということです。
時として子どものように「楽しい!」とか「~~したい!!」という軸で動くことも、人生をより味わい深く、豊かなものにしてくれます。
そしてあなたが健康を取り戻すために、この遊びの要素を是非日々の生活や人生に取り入れてください。
今日も一日、お仕事で忙しく過ごすあなた。どうぞお仕事のなかに「楽しみ」を見出してください。そして仕事が終わったなら、ご自身に遊び心いっぱいに「水やり」をしてあげてくださいね。
サイモントン療法はそんなあなたの人生に潤いと喜びを与えてくれます。 Dr.城谷昌彦
20年以上消化器内科医として臨床をやってきたことで、非常に多くの患者さんから学びと気づきを得る事ができました。 その経験に加えて、何より自分自身が大病を患った経験を通して、一人の患者として「自分が受けたい医療」という視点を大切にしたいと考えて、日々の気づきをつらつらと芦屋から配信していきます。
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