- ルークス芦屋クリニック
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良いところはどこか?
2015年7月 3日
明日からの沖縄出張の準備中のDr.Masahikoです。
医療の現場でもテクノロジーのおかげで、色々な生物学的検査ができるようになってきました。
今まで患者さんの症状の原因がわからなかったものが、テクノロジーのおかげで詳しく病態把握できるようになってきたのです。
いわゆる自閉症と呼ばれる子どもたちは、今までは自閉症と診断を受けると、治らない病とレッテルを貼られることも少なくなかったのですが、検査技術が進歩したおかげで随分色々な病態が理解できるようになり、治療が可能になってきました。
尿中の有機酸を測定することで、どの酵素の働きぐ弱いとか、どこに遺伝子変位があるのかとか把握できるのです。
すると、それまでそれほど重症でないと思っていた患児が、多くの異常値を示すことがあります。
こんなに酵素活性が低いのに日常生活を送られているのはどうしてなのか?不思議に思う例にはしばしば出くわします。
検査では、その患児の「悪い」ところが、よくわかります。しかし、私たちはこの結果がすべてと考えず、その患児がどんな「良い」ところを使って上手くやっているのかも見ていきます。
悪いところを調整し、良いところを伸ばす。このバランスこそ、臨床家に求められる姿勢なのです。 Dr.城谷昌彦
20年以上消化器内科医として臨床をやってきたことで、非常に多くの患者さんから学びと気づきを得る事ができました。 その経験に加えて、何より自分自身が大病を患った経験を通して、一人の患者として「自分が受けたい医療」という視点を大切にしたいと考えて、日々の気づきをつらつらと芦屋から配信していきます。
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