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副腎疲労
2015年6月22日
分子栄養学を研鑽中のDr.Masahikoです。
副腎疲労という言葉を皆さんはご存知ですか。
副腎は腎臓の上にある小さな臓器で、副腎の皮質と言う場所からストレスに対抗するための抗ストレスホルモン(コルチゾール)が出されます。
慢性的に疲れが溜まっていたり、体の中に炎症があったりすると四六時中この抗ストレスホルモンが出続けることになります。
短時間のストレスならば、この抗ストレスホルモンのおかげで、ストレスを乗り越えることができるのですが、慢性的なストレスは副腎皮質を疲労させることになります。
疲弊した副腎皮質は、コルチゾールを十分に出せなくなり、日常生活のちょっとした活動も疲労のためできなくなります。
朝なかなか起きられない。食後が眠くて仕方がない。体が辛くてすぐに横になりたい。体はすごく疲れているのに、夜なかなか眠られない。などの症状が半年以上続くようならば、副腎疲労を疑うべきです。
しかし、多くの場合病院に行っても保険の範囲でできる検査では異常は認められないことが多く、「うつ」「自律神経失調症」などと診断され、場合によっては抗うつ薬を処方される場合があります。
副腎疲労の場合、抗うつ薬ではよくなりません。十分な休養と、副腎をサポートするようなサプリメントが必要になります。
がんばりすぎる人は副腎疲労のリスクを持っています。気になる症状のある人はどうぞご相談ください。 Dr.城谷昌彦
20年以上消化器内科医として臨床をやってきたことで、非常に多くの患者さんから学びと気づきを得る事ができました。 その経験に加えて、何より自分自身が大病を患った経験を通して、一人の患者として「自分が受けたい医療」という視点を大切にしたいと考えて、日々の気づきをつらつらと芦屋から配信していきます。
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