- ルークス芦屋クリニック
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治療・検査
生活習慣病
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AGEsは生活習慣を見直すことでその蓄積を予防することも可能!
多くの疾患の原因には「細胞老化」が関与していることがわかっていますが、さらにその細胞老化の原因として「酸化」「糖化」「炎症」などの生化学的変化が注目されています。最新の機能性医学ではさらにビタミンやミネラルなどの微量栄養素の欠乏、毒素の蓄積、心理的ストレスなども細胞老化をさせる要因と考えられています。
「糖化」の実体は、糖質がタンパク質と化学反応をおこし生成される「終末糖化産物:AGEs」ですが、AGEsが皮膚に蓄積すればしわやシミの原因となり、血管では動脈硬化、眼では白内障などの原因となります。
また最近の研究ではAGEsとがんとの関連もわかってきました。AGEリーダー (終末糖化産物測定器)
まずは自分のAGEsを測定することで、これまでの食習慣を見直すことが重要です。当院では約15秒で皮膚に蓄積したAGEsを測定するAGEリーダを導入しています。AGEsは糖質が体の中で生成されるものもありますが、私たちの口にする食事にすでに含まれているものもあり注意を要します(カリカリベーコンはAGEsが超高い)。
精製された糖質の摂り方に気をつけることはもちろんですが、近年巷に多く出回っている人工的に作られた果糖(コーンシロップや果糖ブドウ糖液糖など)はAGEsを特に増やす物質ですので注意が必要です。(極力摂らない!)またAGEsを増やさないために生物利用効率の高い抗酸化物質などを上手に摂取することも細胞老化対策に有効です。
精神的ストレスもAGEsを増やす大きな要因の一つですのでくれぐれも食事療法がストレスにならないよう、楽しく取り組めるような工夫もあればいいですね。かつては、一度蓄積したAGEsは減ることはないと考えられていましたが、AGEsの原因となる糖質の摂取を減らし、酸化ストレスを減らすために抗酸化物質(ex. ビタミンA、ビタミンC、ビタミンE、α-リポ酸、グルタチオン、亜鉛、アスタキサンチン、水素など)を効果的に摂取することで体内のAGEsを減らすことができることがわかってきました。
分子栄養学