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治療・検査

アレルギー

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アレルギーが西洋医学的アプローチだけでは
解決できないことは、すでに証明されています。

西洋医学が生み出したステロイドをはじめとする薬は、一時的な症状を和らげる対処療法にすぎず、なかなか根治には至りません。 生活習慣から免疫システムに直接アプローチして、免疫力を高めていくことが必要です。

 

アレルギー改善は食事療法から

アレルギーの原因の一つに腸内環境の乱れが注目されています。腸内細菌の種類は様々な要因で決定づけられますが、おおよそ3−4歳までにほぼ決定すると考えられています。
この間に多様な細菌と触れ合うことは、免疫細胞が自己と他者を区別できるような教育を受ける上で非常に重要なプロセスです。この時期に衛生的過ぎる環境に置かれていると十分に免疫力が育たず、アレルギーの一因になると考えられています。

また、近年のように精製された糖質を大量に摂取するような機会が増えると、カンジダ菌のような免疫を撹乱させる腸内細菌が増えることとなります。
さらに品種改良を重ねられた小麦には腸内環境を乱すグルテン が含まれており、このグルテンを除去することで腸内環境が改善し、その結果アレルギー症状が改善するケースもあります。
当院ではIgG型食物過敏症検査を行なっていますが、腸内環境と食物過敏症の関係を見るためにIgG型食物過敏症検査が参考になる場合がございます。

 

腸内フローラとアレルギー

200年以上前に北米大陸に移り住んだドイツ系の移民「アーミッシュ」。 このアーミッシュの人達にはアレルギー疾患が少ないことが以前から知られていましたが、幼少時から家畜と接触することが関係しているのではないかと推測され調査がなされました。
すると、アーミッシュの人たちの血液中には、アレルギーの抑制に関連している制御性T細胞(Treg)が通常より35%も多かったことが判明したのです。

このTregという細胞は1995年に現大阪大学教授の坂口志文博士により発見された細胞で、自分自身の組織に対する免疫応答(自己免疫疾患)や過剰に活性化した免疫応答(アレルギー反応)を抑える細胞です。
最近の研究ではこのTregの誘導には、腸内フローラが大きく関係しており、中でもクロストリジウム属のクラスターⅣとⅩⅣaの株が作用していることがわかって来ました。

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これらの菌が多い腸内フローラバランスの腸内環境の元、菌の産生する「酪酸」と呼ばれる短鎖脂肪酸がTregの分化誘導を促進すると考えられていますが、これらの菌を増やすのが食物繊維を多く含む食事です。
アーミッシュは典型的な米国人が摂る食物繊維に比べ多くの食物繊維を摂取し、また幼少時から家畜と触れ合うことで、多様性の多い細菌と触れ合う機会も多く、これらの条件が免疫の強化につながっているものと考えられます。

 

「5 A DAY」でアメリカ人の野菜摂取量が増加し、日本人を上回る!?

アメリカでは1991年にPBH(農産物健康推進基金)とNCI(米国国立がん研究所)が協力して、「5 A DAY」という健康増進運動を始動。
1日(a day)に5皿分の野菜と200gの果物を採れば、ガンや心臓病、高血圧、糖尿病などの生活習慣病のリスクを軽減できる。ということから始まった運動は、3年後にはアメリカ人の野菜と果物の摂取量が増加し、日本人を上回わり、ガンの発症率も軽減されています。

食習慣の改善は、短期間で結果はでる活動でないことは確かですが、継続することにより必ず成果を上げることを5A DAYの先進国アメリカが手本となって教えてくれました。

また不足した栄養分を補うことも大切です。クリニックには体内のミネラルを調べる機械もあり総合的に診断を行っています。 抗酸化力の高い野菜を摂り、オーガニックやトランス脂肪酸フリーなどの良い食材を積極的に摂り、精製された主食や甘いものを控えましょう。

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