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「硫化水素SIBO」とは?

2020年6月24日

症状、病歴などからSIBOを疑われる場合、通常、水素ガスとメタンガスを検出できる「SIBO呼気検査」を行います。
小腸内の細菌増殖はこれらのガスの発生を起こすため、呼気検査はSIBOを鑑別する際に役立ちますが、近年新しく認知され始めた「硫化水素SIBO」に関しては鑑別ができません。

硫化水素は、SIBO患者でこれまでによく知られている水素、メタン以外の3番目のガスとして知られる様になりました。しかし硫化水素の問題は現在使われているSIBO呼気検査では測定できないのです。

大変興味深いことに、硫化水素は少量では抗炎症作用など有益な作用を持つ可能性があることが分かっていますが、小腸内細菌異常増殖が原因で大量に硫化水素が発生すると発がん性など大きな問題になることが知られるようになりました。

『硫化水素SIBOの診断の仕方』

現在のSIBO呼気検査では硫化水素を調べられないのですが、ではどうやって硫化水素SIBOを診断するのでしょうか?
先述のように、SIBO呼気検査では硫化水素ではなく水素とメタンのみが検出されます。
ある研究によると、古典的なSIBOの症状(腹部膨満感、下痢、便秘、ゲップなど)の人々の中にも硫化水素SIBOが多いことがわかっています。
しかし古典的なSIBOの症状とは異なる場合もしばしばあり、例えば、硫黄のような腐った卵の臭いガスやげっぷは、一般的に硫化水素SIBOの可能性を示すサインです。

また、下痢や吐き気も硫化水素SIBOでよく見られるサインと考えられています。さらに発疹や痛みなどの他の症状を認めることもあります。
ですから、SIBO呼気検査が陰性の場合でも、上記のような症状があれば硫化水素SIBOの可能性を考えてみるべきでしょう。


最終的には、低硫黄食品を実践してみて症状の緩和に役立つ場合、硫化水素SIBOであったと判断する良い材料となります。

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Photo by Mitchell Orr on Unsplash

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