MENU

腸内の真菌(カビ)が膵がんの発生に関与か

2019年10月27日

今月のNatureに発表された論文の中で、腸内の真菌(カビ)が膵管に入り、膵癌を発症させている可能性が示唆されています。真菌の中でもMalassezia属と呼ばれるカビが最もがんとの関連が強いとのことですが、このカビは私たちの皮膚や頭皮に広く観察されるものです。

著者たちは「真菌が免疫系に影響を与えることで異常な組織の増殖を招いているのではないか」と考察しています。
https://www.nature.com/articles/s41586-019-1608-2

75513456_2553582474871961_8839929352511553536_n.jpg

特に湿気の多い日本ではカビのトラブルは多いのですが、直ちに死に直結する事はないと考えられる事も多く、意外とカビの実態についてはわかっていないことが多くあります。

しかし、がんだけでなく、慢性疲労症候群や化学物質過敏症、気管支喘息などではカビの菌体そのものだけでなく、マイコトキシン(カビ毒:カビが体外に放出する毒素)との関連も知られるようになってきました。

今後カンジダを代表とする真菌そのものに対する治療や、最近注目され始めたマイコトキシンに対する治療が近い将来注目されると考えています。

当院、JR芦屋駅から徒歩4分のルークス芦屋クリニック(内科・消化器内科・心療内科)でもマイコトキシンに関する検査を導入しました。カビやカビ毒に関して気になる症状があれば、まずご連絡ください。

image image image

トップへ戻る

内科・消化器内科・心療内科・慢性疲労・統合医療・腸内フローラ移植・SIBO
〒659-0092 兵庫県芦屋市大原町8-2むービル2F(JR芦屋駅から北へ徒歩4分)
Email:lukesashiya@gmail.com
※メールで医療に関するご質問にはお答えできません。

― 予約優先制 ―
0797-23-6033

 
AM9:30-12:30
PM14:00-18:00

※土曜日9:30-14:00 ※休診日:火曜・日曜・祝日

©Luke's Ashiya Clinic